寄稿– category –
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泌尿器科医も結石できます
泌尿器科医なのに、結石ができるなんて。それも4回も。シンジラレナ~イ。 尿路結石は、尿中の成分が結晶を作り、それが固まったもの。腎臓から尿道までの尿路(尿の通り道)にでき、診断時の位置で、腎結石や尿管結石などと呼ばれます。背中から脇腹に... -
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尿の出方に病気のサイン
上弦の月だったっけ/ひさしぶりだね/月みるなんて 吉田拓郎の歌でも口ずさみながらの、酔いざましのそぞろ歩きが心地よい季節になりました。 そんなふうに気分良く帰宅して眠りに就いた後、夜中に尿意を催してトイレに行くと、「あれ? 出ない」。下... -
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元気はつらつ男性ホルモン
最近の米国では、テストステロンという体内物質が注目されていて「テストステロン的だね」が褒め言葉になっているそうです。 テストステロンは男性ホルモンの一つ。男性はほとんどが精巣(睾丸(こうがん))でつくられています。勃起や性欲、筋肉に関... -
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ぶ〜らぶらには意味がある
たん、たん、たぬきの○○は風もないのにぶ~らぶら。男性にとってとっても大切な精巣(睾丸(こうがん)、金玉)。それを入れている袋を陰嚢(いんのう)(金玉袋)と呼びます。 陰嚢の働きは、精巣の温度調節をすることと精巣を衝撃から守ること。精巣... -
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女子アナの皆さんにも夜に悩み?
生まれ故郷の天草(熊本県)を離れて45年。「天草原人」と言われていた話し方も、今ではすっかり影を潜めてしまった私に、中学の同級生から天草弁マイスター認定審査に挑戦してみないかと誘いがありました。 審査員はインターネット放送局天草テレビの... -
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膀胱炎 最初の薬が効かないことも
さっきまではどうもなかったのに、排尿の終わりがけに痛みがあり、便器を見ると尿が真っ赤。トイレを出ようとすると、またしたくなって、でも尿は少ししか出ずに、同じ痛みがズキン。こんな状態になったらびっくり。どうしたんだろうと心配になります。 ... -
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トイレ流す前に ちょっと観察
ビールのおいしい季節になってきました。グラスを傾け、上唇で泡を押さえながらビールを喉に流し込んでクゥー、上唇に付いた泡をパフッ。そんな大人の飲み方に憧れて、子どものころにはコーラを勢いよくコップに注いでいたものです。けれども、コーラの... -
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精巣がんは自己触診できます
国立がん研究センターが先月、15~39歳の思春期・若年成人世代のがんの統計を初めて発表しました。この世代の男性に精巣(睾丸(こうがん))がんが多いことが示されています。これを見て、三十数年前、私が医師になり病院で研修を始めた初日のことを思... -
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最近は「おしゃれモレ」も
男性の皆さん、排尿後、ズボンのあそこに染みを付けてばつが悪い思いをしたことはありませんか。特に今からの季節、生地が薄くなるので余計に心配になります。 男性は排尿後に下半身に微妙に力を入れて尿を押し出し、ペニスを振ってパンツに収めます。... -
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大きいことはいいこと?
「大きいことはいいことだ、ソレッ、50円とはいいことだ」 私が小学4年生のころに流行した、チョコレートのCMです。テレビドラマで先日久しぶりに目にしました。当時、私のお小遣いは1日10円から20円にアップしたばかり。「子どもがチョコを食べると鼻血...