2024/05/12 男子の悩みに「ペニスの大きさ」を投稿いたしました

テストステロンが減少すると

 名前に惹かれて立ち寄るようになった中国自動車道の「荷卸峠パーキングエリア」。すぐ脇を通る国道376号の難所の峠名から付けられたそうです。きっと昔の旅人はそこで重い荷を肩や背から下ろして一休みし、それからまた歩き出したのでしょう。私もドライブのときには、必ずここで一息入れるようにしています。

 男性に頑張る力を与えるテストステロン(男性ホルモン)は、20歳過ぎから年齢を重ねるに連れて穏やかに減少していきます。それに伴い、体力や活力が衰えてくるのはある程度仕方がないことです。

ただ、睡眠不足、バランスの悪い食事、運動不足などの不規則な生活や、仕事、家庭環境、人間関係などのストレスによって、テストステロンが急に減少することがあります。

もしあなたが発汗や疲労などの身体症状、不安、気力低下などの精神症状、ED(勃起障害)や性欲低下などの性機能症状で困っていれば、それはテストステロン減少が原因の男性更年期症状かもしれません。

 誰が言ったか、「人の一生は重き荷を負うて遠き道を行くが如し」。テストステロンが減少すれば、荷はより大きく重く感じます。足元だけに気をとられ、道の先が見えづらくなります。一休みが必要です。

男性はAMS調査票で更年期障害の程度を自己チェックできます。症状が幾つも当てはまる場合は、   泌尿器科でテストステロン値を測定してみてください。

AMS調査票 な し 軽 い 中等度 重 い非常に重い
①総合的に調子が思わしくない 1 2 3 4 5
②関節や筋肉の痛み 1 2 3 4 5
③ひどい発汗 1 2 3 4 5
④睡眠の悩み 1 2 3 4 5
⑤よく眠くなる、しばしば疲れを感じる 1 2 3 4 5
⑥いらいらする 1 2 3 4 5
⑦神経質になった 1 2 3 4 5
⑧不安感 1 2 3 4 5
⑨からだの疲労や行動力の減退 1 2 3 4 5
⑩筋力の低下 1 2 3 4 5
⑪ゆううつな気分 1 2 3 4 5
⑫「絶頂期は過ぎた」と感じる 1 2 3 4 5
⑬力尽きた、どん底にいると感じる 1 2 3 4 5
⑭ひげの伸びが遅くなった 1 2 3 4 5
⑮性的能力の衰え 1 2 3 4 5
⑯早朝勃起の回数の減少 1 2 3 4 5
⑰性欲の低下 1 2 3 4 5
合計点重症度
50点以上重度
37〜49点中等度
27〜36点軽度
26点以下症状なし

(寄稿:2023/02/27付 西日本新聞朝刊)

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