2024/05/12 男子の悩みに「ペニスの大きさ」を投稿いたしました

ゲームで「勝利のホルモン」増加

豚もおだてりゃ木に登る。おだてられていると分かっていても、乗せられてやってみると案外良い結果につながることがあります。

男性ホルモンであるテストステロン値を測ったところ、「低下傾向」と出た私。テストステロンを増やす運動に一人で挑戦しても、三日坊主でくじけてしまうのが落ち。そこで1か月前から家庭用ゲーム機でフィットネスゲームを始めてみました。

ゲームのキャラクターが人の動きを認識してコースを進みます。途中で現れる敵キャラと対戦する武器は筋トレ。指示されたとおりに行うことで、画面のキャラクターが敵にダメージを与えてクリアしていくというものです。

たかがゲームと見くびるなかれ。筋トレの指示はそれなりにハードです。筋トレ中には、「イイネ!」「キレッキレ!」「カッコイイ」とおだてられ、「あと半分」「輝いてるよ!」と応援され、さらに「最高」「よく頑張ったね」とほめられます。筋トレでアップ、ほめられてアップ、頑張りを認められてアップ、テストステロンを増やす要素がちりばめられています。機械的な声かけでも、ほめられればうれしくなります。「よし、今日もやるぞ」という気にさせられます。そんな訳で三日坊主は返上中です。

テストステロンは別名「勝利のホルモン」。スポーツで勝ったり、社会的に成功したりすると増加する傾向があります。自分がやらなくても、ひいきのチームが試合に勝つのを見るだけでもOK。もちろんゲームの中で敵キャラを倒し、ステージをクリアすれば、それも勝利。テストステロンが増えているはずです。

生活改善に挑戦して1カ月。遊離テストステロン値は血液1ミリリットル当たり11.5ピコグラムから、正常域の11.9ピコグラムへ増加していました。

「なんや、毛が生えた程度ん増加やなかと」と思わないでくださいね。心身の状態が上向いている中で、正常域まで増加していることを確認できれば、安心感につながります。おだてに乗せられたまま、今後も生活改善を続けていくつもりです。

みなさんも男性更年期障害の予防や症状軽減のために、生活習慣を見直しましょう。体を動かすゲームもひとつの方法。それでも症状の改善がみられない人、よりつらい症状の人は、泌尿器科にご相談ください。

(寄稿:2023/05/29付 西日本新聞朝刊)

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