2024年– date –
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寄稿
AVは幻想。現実ではない
マスターベーション(自慰)は、自分一人でペニスやクリトリスなどを刺激し、性的に興奮して満足感を得ることです。 「パートナーがいない若者が寂しく行う行為」というイメージがあるかもしれません。けれども、日本性科学会の2012年調査によると、パ... -
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勝手な勘違いを防ぐ性教育を
私が少年だった昭和40年代、町中の電柱に日活ロマンポルノのポスターが。子どもは知ることができない大人の世界です。もちろん映画は見られないので、電柱の前を行ったり来たり。ポスターの女性にドキドキしたのを覚えています。 いまは、誰もがいつで... -
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「こんな悩み」と ためらわずに
2~3年前の頃からでしょうか、同窓会や宴席に行くと男女を問わずいろいろな人から声をかけられるようになりました。ちょっとした人気者になっています。 話の内容は「尿が近くなったとよねぇ」、「夜2回排尿に起きっとやけど」、「ときどき尿が漏るっ... -
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クラミジアは二人で一緒に治療を
婦人科検診で偶然クラミジア感染が見つかった妻から検査を勧められたというご主人に、検査結果をこのように説明するとき、私はその後が少し気掛かりです。「陰性でした。クラミジアは見つかりませんでした」。ご主人は決まって複雑な表情をされます。 ... -
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ビールのロング缶1本が「適量」です
「嗚呼(ああ)!!花の応援団」というギャグ漫画が好きだった高校時代。その延長で覚えたのが、ある旧制高校の寮歌に出てくる「酒は飲むべし百薬の長」。この言葉を頼りに365日、休肝日なしに晩酌しています。もちろん飲み始めたのは20歳を過ぎてからで... -
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LGBとTの違い 理解して
私の住む街の市役所では、多目的トイレを「だれでもトイレ」と表示し、虹色のハートマークを付けていました。性は一色ではなく多様であるということを表すレインボーフラッグは、LGBTの象徴です。だからLGBTの人への配慮をアピールしたつもりだったので... -
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男はサイズより愛情と優しさ
<世界が、先に驚いた> このキャッチコピーとともに2015年に日本で初開催された「春画(しゅんが)展」。性の営みを情感豊かに描いた浮世絵は、欧州で既に評価されていたこともあって、多くの女性が見に訪れたそうです。 江戸時代、喜多川歌麿ら浮世... -
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大きさ神話に惑わされるな
生まれたときに「オチンチンがあるから男の子ですよ」と言われるように、ペニスは男性の象徴です。 浮世絵の春画では、巨大なペニスが描かれています。ギャグ漫画でも「権力の象徴」や「征服と敗北感」を表すために、ペニスは過度に強調されています。... -
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目標や夢をどう設定するか
<病院でのお正月は、やっぱりちょっぴり寂しかったけど、看護婦さんと初日の出を拝んだり、三が日だけお化粧して、それなりに過ごしておりました。一日も早く穏やかな体になれますように。先生よろしくネ> もう30年以上前、福岡大病院に勤務していた... -
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男性も性被害に遭う
「青い体験」と聞いて「あ~あれね」と反応するのは、きっと60代、70代の男性。家政婦さんに恋い焦がれる少年の、抑えきれない性欲を描いた1970年代のイタリア映画は、テレビの洋画劇場で放送されるたびに高視聴率を記録したそうです。 「お姉さんに教...